Technology技術力

他の業界と同様にアパレル業界においても、ものづくりの技術は進化しています。つくる場所も国内から国外へとシフトしていく中で、ものづくりへの想いをロイネらしく表現するために、技術を進化させています。

つくり方までつくりだす

最適な製造体制の第一歩として、1993年に中国即発集団との合弁という形で青島に進出。これを機に当時長崎にあった工場から技術移転するとともに、中国人技術者の育成を行ってきました。ロイネイズムを体得した中国人技術者が、今ではアセアン各国へと技術移転を行う際の指導員として中心的役割を担っています。
ものづくりの根本たる想いがぶれないように、地道な努力でロイネ品質を各地の工場で実現しています。そのために、技術者を育成し、技術人材に厚みを持たせることで加速するグローバル展開にも備えています。時代の流れを読みながら、つくり方までつくりだすのがロイネです。

歴史があるからできること

創業から100年以上の歴史を持つロイネでは、これまで原糸メーカーと長年にわたる取引実績があります。原糸メーカーとのネットワークを活用することにより、いち早く新開発の原糸情報を入手することができます。また、原糸メーカーが新規で原糸を開発した際には、生地づくりを依頼されるケースも多くあります。
こうした信頼関係を構築していることにより、競合に先んじて、新素材の開発を行うことが可能になっております。他社にはない素材を用いることで、ロイネらしくオリジナリティのある商品を生み出す。歴史の中で築いた信頼関係を活かしながら、時代に合わせて新たな価値を生み出していきます。

最新技術でものづくりの針を進める

お客さまのニーズや時代の流れを読みながら、進化していくのがロイネのものづくりです。現在、国内・国外の工場では、自動化ミシンや自動裁断機の導入を進めて生産性・品質の向上へ取組んでいます。
また、メインとなる製造拠点の中国青島貴華工場では、最大で年間4,000万枚の生地の供給、縫製においては年間3,500万枚の対応が可能です。プリントや起毛などの2次加工も同じグループ内の工場で完結できる体制にするなど、最新鋭の設備を完備して、インナーからアウターまで幅広く対応しています。※TSSラインを活用した小ロット生産も可能なので、様々なお客さまのブランドが青島工場で生産されています。
※TSSライン…1人のオペレーターが数種類のミシンを同時に使用し、3~4人体制で生産するシステム。小ロット、短サイクルの商品の生産に向くとされ、生産効率向上や不良品削減が期待される。